大将軍神社(磐長姫神社)

御祭神:磐長姫

磐長姫は日本神話に登場する女神です。
富士山の化身である木之花咲耶姫(このはなさくやひめ)の姉であり、不老不死をもたらす神とされています。
天照大神の遣いで地上を治めることになった天孫瓊々杵命(ににぎのみこと)は、地上に降りる前に、大山祇神(おおやまつみのかみ)から二人の娘を妻として差し出されます。
瓊々杵命は、見目麗しくしとやかな木之花咲耶姫はひと目で気に入りますが、醜女で岩のように頑強な体つきの磐長姫は気に入らず、返してしまいます。
出戻りの磐長姫を迎えた大山祇神は、「磐長姫は瓊々杵命に永遠の命をもたらすはずだったのに、これで瓊々杵命の命は有限になってしまった」と嘆きます。
瓊々杵命は天皇家の皇祖神とされており、このために天皇家には寿命ができてしまったとされるのです。

香川県三豊市仁尾町家の浦200